少し前の話ですが、上司から電話が来まして。
私、ちょっとだけ出世しました。
「あYukky君? 仕事の人事の件なんだけどな
「はい?
「来月からYukky君には、副主任をやってもらおうと思ってな
「ふくしゅ・・・? あ、副主任ですか
「そう。 副主任…
代理。
「 だ い り ?
「そう。代理。
「私… ダイ リー…
*事情によりYukkyイメージは小岩井氏にお願いしています
「 ? まぁ、
代行といってもいいけどな
「だ、代行?
「不満か?
「あ、いえ。 そういうわけでは(汗) がんばります。
「ん。 たのむよ。
まぁあれだ、Yukky君も結構長いしな。 地味ながらよく頑張ってくれてるよ
「じ…地味…ですか…
「あ、いや、地味ってのはだな、落ち着いて安定しているということだよ。
そんな感じの意味だ。悪い意味で言ったんじゃないからな
「あ、ありがとうございます…
「がんばってくれたまえ
「はい。
「・・・あ、すんません。副主任代理って何をやればいいんでしょう?
「んー まぁ、あれだ。主任のサポートだな
「・・・今までも普通にやってましたが?(ってか、やらされてましたが?
「それでいいよ
「・・・
「あと、代理とか代行ってのは仮の処置だから
「(仮)ですか
「そう。正式なのそのうちな
「はい。 がんばります・・・
そんなわけで現在、私の役職は―
副主任代理または代行(仮)
ぶっちゃけあってもなくてもいいようなきわめて
マイナーな肩書きです。
[8回]
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